【Crewのひと言⑤】 新型コロナ期間の中国庶民事情 新型コロナ流行中の映画
こんにちは、Crewの張青青です。
今回は新型コロナ流行中の映画について話したいです。
中国では、春節の連休中に家族で映画館に行ってお正月映画を見ることが、多くの家庭の恒例行事になっています。ですから本来、春節は映画会社が興行成績を競い合う書き入れ時です。
しかし、折しも今年の春節は感染症拡大の真っ最中でした。映画館は閉鎖され、ほとんどの作品は公開延期になるか、オンラインでの上映を余儀なくされました。
春節の間、感染症のせいで私の家族はナーバスになっていました。
そんな中、TikTokを運営するバイトダンス社(字節跳動)が、春節公開予定だった徐崢監督・主演のコメディ映画『囧媽』の放送権を購入し、同社傘下の「今日頭条」「TikTok」「西瓜視頻」などのインターネットサービスを通して無料配信しました。
私の家族も一緒に座ってこの映画を見て、少しリラックスできました。
時季に合わせて製作した映画は、春節を逃してしまうと興行成績への影響が避けられません。でもネットと連携すれば、このリスクを回避することができます。
プラットフォーム会社側も、無料公開の機会を利用して自社アプリのダウンロード数を増加することが可能です。
春節後、確かに周りの友人のスマートフォンには「今日頭条」「西瓜視頻」などのアプリがダウンロードされていました。このやり方はウィンウィンと言えますよね。
感染症は私たちの生活に変化をもたらしました。映画のオンライン上映、在宅勤務など……。感染症流行が終わった後、さらに多くの映画がオンライン上映されるでしょうか。フリーランスで働く人が増えてくるでしょうか。
感染症流行が一刻も早く终わってほしいです。その時には、またこの世界の小さな変化を一緒に見つけましょう。
では、また次号で!
小島、Crew一同