【Crewのひと言】天津隔離報告②移動当日、天津到着後

②移動当日、天津到着後

中国時間16:00に着陸。そのまま座席で待機します。いつもは我先にと立ち上がる乗客たちも大人しく座っています(やればできるじゃん……)。停機後15分ほどで防護服のスタッフが乗り込んできました。「テレビで見たやつ!」と気分がアガりますが、そんな気楽な気持ちでいたのはここまで。係員が一人ずつ健康状態の聞き取りをします。細かい質問は失念しましたが、「14日以内に陽性になっていないか」「熱はないか」など3問ぐらい聞かれたと思います。中国語ができない人は質問が書かれた紙を見せられ、それを見ながら「No」と答えればいいようです。そうすると「中国海関通関提示」という紙を渡されるので、自分で氏名、座席番号、パスポートナンバー、電話番号を記入します。識別用のバーコードがついており、この後、空港を出るまでこの紙を持って移動します。裏に流れが書いてありました。だいたいこの通りに進みます。

 

 

着陸から30分ほどで、前列から順番に降機します。ボーディングブリッジを出るところで、チェックイン時に撮ったQRコードのスクリーンショットを提示するよう言われます。

 

この後は言われるがまま、流れに乗るしかありません。言葉がわからない人はどうするんだという局面が目白押しでしたが、向こうも慣れているので怯えなくて大丈夫です。体温測定、健康に関するオンライン問診(中国語)、サンプル採取の同意書にサイン、PCR検査(鼻と喉の2か所)、抗体検査(指先で採血)を終えて、やっといつもの入国審査にたどり着きました。この間は撮影禁止で写真は撮れませんでした。

 

ここまでで着陸してから1時間半。「中国海関通関提示」の紙を回収され、バスに乗るよう言われます。普通の観光バスです。満席になると発車して、荷物置き場に連れていかれます。かなりの量の消毒液をかけられた跡がありました。何のチェックもなく、自分のスーツケースを回収して乗ってきたバスに積み込み、自分も乗ります。バスは数台あるようですが、誰がどのバスに乗ったかや座席のチェックなどはありません。

 

18:00、前触れなくバスが出発。おそらく隔離ホテルに向かうのでしょう。とにかく飛行機を降りてからというもの、まったく何の説明もなく物事が進んでいきます。頭の中は「ドナドナ」が鳴りっぱなしです。百度地図を見ると市中心部と逆に向かっています。周りの人の話では、今回の行き先は東麗区らしいとのこと。隔離ホテルには当たり外れがあると聞いたのでドキドキです。渋滞に巻き込まれ、散々待たされ、バスを降りたのは19:30でした。

 

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