【Crewのひと言】天津隔離報告⑥追記_解放後
⑥追記_解放後
12月中旬、14日間の隔離を終え、めでたく解放されました!解放からその後1週間について追記します。
◆解放前日
前日に最後のPCR&抗体検査をします。7日目とは異なる検査機関が行いますが、方法は同じでした(今回は「しゃがんで」ではなく、「椅子持ってきて」でした。ちょっと進歩?)
↑中国では採血後の止血には綿棒を使う(天津だけ?)
お昼頃に解放の手順がグループチャットで流れてきました。中国は事前の計画が苦手(超適当か、細かすぎて非現実的)という印象を覆す素晴らしい段取りです。この通りに行くのか、楽しみなような、不安なような。
↑解放の流れ。きっちり手順が記されている
◆最終日
どことなく落ち着かないムードが漂う朝。私も早々とパッキングをしてしまいました。昼食までは普通に終えて、15時過ぎに「15:30までに出られるようにしといてね。今日は寒いからできるだけ前倒しで実施します」と改めて通知が来ました。スタッフの皆さんも気合が入っているようです。
15:30、「15分後に解放を開始します!」と最終通知。自力で帰宅する人(お迎えorタクシー)から順番に、ボランティアが部屋のドアをノックしていきます。それを合図に、すべての荷物を持ってエレベータで階下へ向かいます。私は16時前には合図がありました。防護服姿のボランティアがエレベータまで誘導します。
#
ここで一つ訂正です。着いた日は、敷き詰められた養生シートと埃っぽさから改装中と思ったのですが、実際はそうではなく、純粋に隔離のための養生でした。埃っぽいと思ったのは消毒液の跡だったようです。
さて、エレベータを降り、来た時と同じロビーで手続きです。ここからはスタッフも防護服ではなくなりました。2週間ぶりに「普通の服装の人間」を目にし、感慨もひとしおです。
体温計の返却→デポジットの返却(現金!)→隔離終了証明書と陰性証明書、発票の受け取り→スマホで健康コードの申請を行います。健康コードの申請は天津に帰る人のみで、その他の人は滞在先に着いてからでいいと言われました。私は天津の自宅に戻りますので、スタッフにスマホを見せながら全部やってもらいました。
↑解放時にもらえる証明書類。
ここまで終わるとやっと自由の身です。事前に呼んだ滴滴(タクシー)もちゃんと待っていてくれました。ここから荷物を送りたい人のために、宅配業者の順豊が係員を待機させています(発送手続きがイレギュラーなので、中国慣れしてないとやや難しいかも…)
◆解放後
私の住む小区は、到着後のチェックや手続きは全くなく、そのまま自宅に入ることができました。微信でつながった担当者に事前に指示された通り、
・隔離終了証明書の写真
・PCR&抗体検査陰性証明書の写真
・健康コード(緑)のスクリーンショット
を送ると、「お疲れさま、今日はゆっくり休んでね」とねぎらいのメッセージがきました。
小区からの要求は以下の3点でした。
・7日間はなるべく外出を控える。
・明日から7日間、毎日1回、体温を微信で報告する。
・今日から7日目以降に一度PCR検査を受けて、結果を微信で送る。
言われた通り、仕事と必要な手続き以外は外出を控えましたが、特に誰かが見にきたり監視されることもなかったです。
解放8日目に、近所の病院でPCR検査を受けました。予約不要、朝7時から22時までいつでも受付、QRコードによる管理で全部流れ作業でOK…という話でしたが、ローカル色の強い病院に行ってしまったためか、外国人は規定の流れに乗せてもらえず結構大変でした。中国の身分証があればすぐ終わったと思います(外国人の多いエリアにある病院をお勧めします)。費用は140元(受付費20元、PCR検査120元)でした。午前中に受けて、結果は18時に出るとのこと。スマホで送ってくれるのかなと思ったら、もう一度行って自分でバーコードをスキャンしてプリントアウトする方式でした。絶妙に面倒ですが文句は言えません。これをスマホで撮って画像を小区の担当者に送り、一連の手続きは完全終了です!長かった……。
↑病院入口の看板に「PCR検査はこちら」の文字が。
以上、長々と書いてきましたが、隔離報告はこれで終わりです。お読みいただき、ありがとうございました!