次世代変革プロジェクト
アジア時代の挑戦的プロジェクトによるリーダー育成と気風変革
まだ海外対応に手薄で、来たるアジア時代に危機感や関心を持っている中堅・中小企業向けに、コンサルティングまたは顧問の形で新たな挑戦を創造・支援します。
経営者・後継者・次世代幹部と一緒に、アジア時代の事業環境・自社の課題を見定めながら、挑戦的テーマを設定し、プロジェクトやタスクフォースとして取り組みます。自社/自業界/日本を超えた視点から実効性やスピードを追い詰めることで、次世代リーダーや経営チームの育成も図ります。
こんな皆さんに
- 海外は不得手、関心はあるがどこから手をつけていいか分からないという企業
- 社員の目線や課題意識を大きく広げたい・引き上げたいと考える経営者の皆さん
- 自分の代で時代変化に適応した変革が必要だと考える経営者の皆さん
- 自分の次の時代は間違いなく海外対応力を磨かなければならないという意識のある経営者の皆さん
- 自分の後継者の時代も、激変する外部環境の荒波を乗り越え、たくましく挑戦・発展していってほしいと願うオーナーの皆さん
私は2000年代初頭から中国を中心にアジアで日本企業の野戦病院としてかなりディープな仕事を手がけてきました。ストライキやサボタージュ、幹部の不正、問題従業員の解雇、不良取引先からの脅迫、合弁解消、撤退など。夜逃げ相談から始まった大逆転の復活劇もありました。
日本の感覚では「ドラマ化不能」な案件ばかりです。敏感すぎる内容だからではなく、リアリティが湧かないからです。「そんな話、ウソ臭すぎて入ってこない」と言われてしまう事件が、現実にゴロゴロ転がっています。
戦いの日々において、タフでスピーディーで頭のいい人たちを目の当たりにしてきました。その実体験から「日本企業はこのままではマズい」と危機感を持つようになりました。
こんな仕事を手がけるうち、日本と中国の位置づけが大きく変化しました。2010年には中国のGDPが日本を抜き、2028年には米国を抜くと言われています。HuaweiやTikTokなど中国のサービスや技術に対する米国の態度を見ていると、本気で戦うべきライバルと認識していることが分かります。
中国の大学や企業は、日本の優秀な研究者・経営者・エンジニアたちを続々と招聘しています。海外の優秀な人材を招く体力があり、人に投資する熱意がある。すでに低賃金・低コストを武器に、日本や欧米の商品をコピーして売るような存在ではありません。人材への力の入れ方はすでに逆転している。金や事業と違い、人でついた差は簡単に取り返せません。
米国と対等に戦うような中国勢・これから勢いを増すアジアの有力企業たちは、近い将来、間違いなく皆さんの事業領域や主要エリアに侵入してきます。また、業界をリードする存在となって皆さんの事業の行方を左右します。
つまり、中国やアジア勢は、皆さんにとって「触れあわない世界の荒削りな猛者」ではありません。「いつ自社の領域に侵入したり業界を一変させたりするか分からない不可避な存在」になっています。
皆さんは、米国が国を挙げて潰そうとしても潰せないようなこういう相手と戦って、勝つ準備と自信がありますか。業界にどんな企業があるのか、彼らの実力・戦略・強みや弱みはどうなのか。彼らの組織づくりや人の使い方は……。実は相手のことをほとんど知らないというのが実情ではないでしょうか。
相手を知らず、準備もなければ戦いになりません。相手が眼前に姿を現してからでは手遅れです。といって「まずは勉強を……」などと悠長にやっていては、とても間に合わない。
そこで、練習ではなく実戦でアジア時代の風圧を体感してもらい、考え方や視点をチェンジし、備えを進めます。この経験を通して次世代のリーダーや幹部を鍛える。挑戦プロジェクトやタスクフォースによる変革の推進です。
私たちが見てきた現地の実情・生の風圧を皆さんと共有し、次世代の経営者や幹部がアジア勢とやりあっても勝ち抜ける力をつけるよう応援したいと思います。新たな時代を生き抜くための変革・挑戦に一緒に取り組んでいきませんか。
